安全研修
~農作業事故~

農業機械の安全使用、作業前点検、熱中症対策
農作業事故は、農業機械の使用中や高温下での作業中に多く発生しており、特に高齢の農業従事者に死亡事故が集中している。農林水産省の確定的な死亡事故調査では、令和6年の農作業死亡者数は287人で、令和5年より51人増加した。また、都道府県等から報告された速報的な事故情報では、令和7年に393件の農作業事故が報告され、このうち死亡は157件であった。
1. 最新統計の概要
| 項目 | 令和7年 (都道府県等からの報告・速報的情報) | 令和6年 (死亡事故調査) | 令和5年 (死亡事故調査) |
| 農作業事故報告数 | 393件 | ― | ― |
| 死亡事故 | 157件 | 287人 | 236人 |
| 重傷事故 | 97件 | ― | ― |
| 軽傷・その他 | 139件 | ― | ― |
| 農業機械作業による死亡事故 | ― | 156人(約54%) | 147人(62.3%) |
| 農業用施設作業による死亡事故 | ― | 15人(約5%) | 6人(2.5%) |
| 機械・施設以外の作業による死亡事故 | ― | 116人(約40%) | 83人(35.2%) |
| 65歳以上の死亡者 | ― | 248人(約86%) | 202人(85.6%) |
| 月別の特徴 | 7月が最多(62件) | 7月が最多(58人) | ― |
注:令和7年の数値は、都道府県等から情報提供された農作業死傷事故の報告数であり、厚生労働省「人口動態調査」に係る死亡個票等を用いて農林水産省が集計する「農作業死亡事故調査」とは集計方法が異なる。そのため、令和5年・令和6年の死亡事故調査の数値とは単純比較しないことが望ましい。
2. 事故の主な特徴
- 死亡事故の多くは農業機械作業中に発生しており、乗用型トラクター、農用運搬車、自脱型コンバインなどによる事故が目立つ。
- 乗用型トラクターでは、機械の転落・転倒が主な原因となっている。
- 機械・施設以外の作業では、熱中症による死亡事故が多く、令和6年は59人が熱中症で死亡した。
- 65歳以上の高齢者が死亡事故全体の8割以上を占めており、高齢化と安全対策の重要性が課題となっている。
- 月別では、令和6年は7月、8月、9月の高温期に死亡事故が多く発生した。
- 令和7年の都道府県等からの報告では、農作業事故は年間393件で、死亡157件、重傷97件、軽傷・その他139件であった。特に7月の報告数が62件と最も多く、夏の高温が熱中症を含む事故に影響している可能性が示されている。
3. 統計から見える主な対策
- トラクターなどの農業機械では、安全フレームを正しく使用し、シートベルトを着用する。
- ほ場や農道の段差、傾斜、ぬかるみなどを作業前に確認する。
- 高温期は作業時間を調整し、こまめな休憩、水分・塩分補給を行う。
- 一人作業をできるだけ避け、やむを得ない場合は家族や周囲と定期的に連絡を取る。
- 高齢者が作業する場合は、作業内容や時間を無理のない範囲に調整する。
4. 出典
- 農林水産省「令和7年に都道府県等から情報提供いただいた農作業事故情報について」(PDF資料)。令和7年に都道府県等から提供された農作業死傷事故情報を取りまとめた資料。令和7年の農作業事故報告数393件、死亡157件、重傷97件、軽傷・その他139件、7月の事故報告62件などの数値を参照した。なお、本資料は都道府県等からの報告に基づく速報的情報であり、厚生労働省「人口動態調査」に係る死亡個票等を用いた農作業死亡事故調査とは集計方法が異なる。
- 農林水産省「農作業死傷事故の発生状況」。都道府県、農機具販売業者、製造事業者等から収集した農作業死亡事故・負傷事故の情報を、発生月ごとに集計・公表しているページ。令和7年の月別死傷事故状況、令和7年に都道府県等から情報提供された事故情報、令和8年以降の月別速報情報の確認に用いた。
- 農林水産省「令和6年の農作業死亡事故について」(報道発表資料、令和8年2月26日公表)。令和6年1月1日から12月31日までの農作業死亡事故について、厚生労働省「人口動態調査」に係る死亡個票等を用いて農林水産省が取りまとめた資料。令和6年の死亡者数287人、前年比51人増、5月から9月の高温期の死亡事故増加、熱中症等対策に関する記述を参照した。
- 農林水産省「令和6年に発生した農作業死亡事故の概要」(PDF資料)。事故区分別、年齢階層別、機種別、原因別、月別の死亡事故発生状況を整理した資料。農業機械作業156人、農業用施設作業15人、機械・施設以外の作業116人、65歳以上248人、熱中症59人などの数値を参照した。
- 農林水産省「令和5年の農作業死亡事故について」(報道発表資料、令和7年2月26日公表)。令和5年1月1日から12月31日までの農作業死亡事故について、厚生労働省「人口動態調査」に係る死亡個票等を用いて取りまとめた資料。令和5年の死亡者数236人、事故区分別内訳、65歳以上の死亡者数、機械の転落・転倒および熱中症に関する統計を参照した。
- 農林水産省「令和5年に発生した農作業死亡事故の概要」(PDF資料)。令和5年の事故区分別、機種別、原因別、年齢階層別、月別の詳細統計を整理した資料。農業機械作業147人、農業用施設作業6人、機械・施設以外の作業83人、65歳以上202人などの数値を参照した。
- 農林水産省「農作業死亡事故調査」。厚生労働省「人口動態調査」の調査票情報を利用し、農林水産省が独自集計した農作業死亡事故の年次資料を掲載しているページ。令和6年以前の年次別資料の確認に用いた。
- 農作業安全情報センター(農研機構)「農作業死亡事故(令和6年)」。農林水産省の公表資料を編集して、事故区分別、機種別、原因別、月別の死亡事故動向を分かりやすく整理した資料。令和6年の事故傾向の確認に用いた。
「本コンテンツの一部(又は全部)は生成AIツールを使用して作成しました。」




