2.5 経営者による改善
適合基準
a. 農場管理の改善のために、経営者は、以下の情報から農場管理の仕組みを年1回以上見直し、 必要に応じて該当する責任者へ改善を指示している。
- (1) 自己点検(管理点2.4)結果(団体の場合には内部監査結果)
- (2) 商品の苦情記録(管理点6.4)
- (3) 外部審査の結果
- (4) 苦情・事故・ルール違反記録(管理点1.5)
- (5) JGAP適用範囲の変更点(管理点1.1)
b. 経営者は、上記a.の見直し結果および該当する責任者への改善指示を記録している。
c. 経営者は、食品安全・労働安全・環境保全・人権の尊重について農場全体での意識の醸成を図っている。
※ 団体の場合は、経営者を団体の代表者と置き換えても良い。
一般財団法人日本GAP協会
JGAP 農場用 管理点と適合基準
2022
2022年11月14日 発行
2023年2月14日 運用開始
2022年12月8日改訂より
解説
a.経営者は、自己点検など(1)から(5)の情報から農場の問題点を俯瞰的※に把握し、農場内で起きている問題の根本原因を探し当て、農場管理の仕組みを見直します。
※俯瞰という漢字の読み方は「ふかん」です。
俯瞰という言葉には、物理的な意味と比喩的な意味との2つの意味が存在します。
物理的な意味は「高いところから見下ろすこと」で、比喩的な意味は、「広い視野で物事をとらえること」となります。
改善には組織体制の変更、人材の調達、機械設備の導入等の経営的な改善も含みなす。
c.「意識の醸成」とは、作業者が指示に従ってのみルールを守るものではなく、食品安全や労働安全の大切さ、事故の危険さを全員が認識している状態を経営者が作る必要があるということ。
取組例
b. 「経営者による見直しと改善指示記録」としてまとめる。
C. 収穫工程での作業手順に関するルール違反が多かったので作業手順を見直し、図示して掲示するとともに、リスク評価を作業者と実施した後の論議の時間を十分とることとした。
一般財団法人日本GAP協会
JGAP 農場用 管理点と適合基準
2022
解説書
2024年11月版
2024年1月10日 発行
2025年3月10日改訂より
関連する管理点
3.5 強制労働の禁止
適合基準 労働者の人権を確保するために、以下のことが起きないような対策を実施している。 解説 適切な方法で労働力を確保するために、強制労働が起こらない対策を求めています。 【取組例】 労働者を雇用していない場合は、この管 […]


